堺市まで営業。
以前勤めていた会社も堺市。
前回新規訪問したのも堺市の企業だった。ちなみにそこは以前の勤務先から徒歩5分だった。
堺市に縁があるのか?
2週間ほど試行錯誤した営業。
結果は、初回とは思えないほど社長と深いお話をさせて頂くことができました。
契約しましょう、とはならなかったけれど、考えてみれば人材募集していても
初対面の人をその場で採用するなんてありえない。
人材ニーズが顕在化している採用場面でもそうなのに、ましてコンサルティングを特に必要と感じておられない場面で、かつ飛び込みがきっかけで初対面の人間が営業に来て即契約、なんてことがあると考えるほうが虫が良すぎるというもの。
けれども社長は最後は真剣に契約について考えてくださっていたようで感激してしまった。
非常に戦略的な社長で私の提案のボトルネックがどこにあるのか即座に理解されていた。
改めて契約に至るのは簡単ではない。
しかし、コネなしでもコンサルティングの営業で初対面の経営者から信頼を獲得しうる方法のヒントを得た。
コンサルティングは経営者からの信頼を得なければ始まらない。
そこがスタートラインだ。
(ゴールではない。ここを勘違いしないこと)
しかし私は初対面の人は苦手だし、交流会のような場で人脈を広げたり、人を惹きつけるようなカリスマ性もない。
どちらかというと嫌われることのほうが多いタイプだ。
けれどもどんな人でもその人の一番得意なことでその人なりのやり方で
その人を評価してくれる一部の人から信頼を獲得する工夫はできると信じている。
ごく一部の人でかまわない。全員から好かれる必要はない。
むしろ嫌いな人と取引する必要などない。
あなたが生きていければよいのだから。
世界は広い。
あなたが取引をしたいと思っている人とだけ取引をしても大丈夫、十分な数の会社や人が存在しているから。
あなたを必要としている、あなたとの出会いを待っている会社や人がこの世には必ずいる。
でもそれを見つけにいかないと。
その人と出会える方法と場所を探さないと。
私の場合それは提案だと考えている。
今までもずっとそうやってきた。
確かに研ぎ澄まされた洞察力から鼻先ほどの突破口を嗅ぎ分け、 資源と環境という制約条件を織り込んだ上で、その時どきで最適な正攻法と奇策双方の戦術を組み立てられるという類まれなる才能に恵まれているという点はある(←は?)
しかしコンサルティングの営業でできるのか自信がなかったけれど、少し自信を持つことができた。
少しずつだが焦点がきていることを感じることができる。
その感覚さえあれば、まだ続けられる。
あとは時間との勝負だ。
事業が成立するのが先か、お金がつきて社会から退却命令を受けるのが先か。
社長からは業界の将来や目指している方向性、自社の悩みについてお話をお聞かせいただいた。
さらには当事務所について、値段について勉強するようお叱りを受けたし、営業をかける顧客についても貴重なご指摘を頂いた。
気がつけば1時間半以上経過していた。
とても真面目にお仕事をされている会社で、是非お手伝いさせて頂きたいなと思ったけれど、今回はここまで。 再訪をお約束して失礼する。
私たちは顧客の道具。
あくまでお客様が使いたいと思ったときに、使える方法で、が鉄則だ。
まだまだ提案を続けないと。
第一クールの営業計画で立てた「いきなり提案作戦」は間違い、とは言えない。
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